第4日目 6月12日
GROUP F 日本 - オーストラリア ♯12
日本、初戦。
リーグ戦を突破するには落とせない一戦。
注目選手...中村俊輔
ようやく立つことのできた夢の舞台。存分な活躍を期待。
試合の内容。
立ち上がり、予想以上に動きのいいオーストラリア。
ボールを支配し、次から次へと執拗に攻撃してくる展開。
一方の日本。
守りつつもボールを持ったときはゆったりと攻撃。
素早いパス、攻守の切り替えがない。
前半26分。
中村俊輔のスルーパスがそのまま、ゴールポストへ。
幸運な先取点となる。
その後、当然、攻めるオーストラリア。守る日本。
追加点が入らないまま、後半11分。
坪井が負傷、交代カードを1枚、切る。
後半34分。
FW柳沢を下げ、MF小野を投入。
観ている方としても、意図の分からない交代となった。
日本の攻守のバランスが崩れる。
直後、オーストラリアが同点に。
日本、あせる。
そして、オーストラリア、逆転。
日本、さらにあわてる。
ロスタイム、大黒を投入。
日本、攻撃に拍車をかける。
が、その間隙を打って、オーストラリア、追加点。(決定的...。)
日本、初戦、惨敗。
日本、敗戦の理由は。
選手の個人能力の差がそれほどあったとは思えない、ただ、オーストラリアは最後までタフだった。
指揮官の差。
ヒディングマジック、炸裂、と言って良いほど、敵の指揮官は選手をうまく動かした。日中の試合を鑑み、太陽の位置さえも計算した陣取り...。
一方、我が国、日本、戦術も、戦略もない。
これで、リーグ戦を1勝1敗1分で通過という思惑は崩れた。
すべてはあのラスト、10分の間の出来事だった。
まるで、「ドーハの悲劇」の再来のような気分。
あの、ワールドカップに出場することさえもできなかった頃、そしてワールドカップで決勝トーナメントを目指している今。
日本の欠点は何も変わっていないような気がする。
何故、守りきることができるないのだろう...。
結果 日本 1 - 3 オーストラリア